登山教室のすべてのツアーを、キャンセルしました。
わたしが通っている登山教室は、1回ごとのツアー形式ですが、 いくつかの回を決められた数以上参加しないと、次のステップに進めない仕組みになっています。
去年、わたしはそのすべてをやりきり、 初心者から始めて、最後は立山縦走まで行くことができました。
今年も順調に進み、1回から6回まではすべて参加。 本番回である白馬岳、そして北岳へと続く道を、楽しみにしていました。 そのために、小さな山をひとつひとつ積み重ねてきたのです。
けれども、足の故障で、この次の扇山〜百蔵山縦走、そして雲取山の宿泊登山に参加できそうもないことが分かりました。
その2回を欠席すると、もう先には進めません。 ツアー予約はしてありましたが、キャンセル待ちの方も多くいらっしゃるため、 行けないと分かった時点で、すべてのツアーをキャンセルしました。
扇山〜百蔵山(日帰り)、雲取山(1泊)、白駒池〜天狗岳(1泊)、白馬岳(2泊)、北岳(2泊)の計5回です。
自分で決めたことなのに、 そのあと、涙が止まりませんでした。
骨折でもなく、重い怪我でもなく、 軽い肉離れでした。 それなのに、たったそれだけのことで、 ここまで積み重ねてきた半年という時間が、途切れてしまうなんて。 そんな思いが、どうしても拭えませんでした。
肉離れから5週間が過ぎ、日常生活には支障はありません。 けれど、激しい運動はまだ難しい状態です。 白馬岳にも北岳にも行けないと分かってから、 心のどこかに、ぽっかりと穴が空いたような日が続いています。
去年から一緒に登ってきた仲間たち。 同じ景色を見て、同じ時間を過ごしてきた人たちと、 これからは別の道になるかもしれないという寂しさ。
もし来年もう一度挑戦するなら、 また第1回から。 しかも、年齢制限のないクラスでは、 わたしはかなり年上で、 すでに出来上がった人間関係もあります。その中に一人で入っていくことになるのです。体力的なことも心配です。
歩き出せば、自然と打ち解けていけることは分かっています。 それでも、「今の仲間と一緒ではない」ということが、 こんなにも寂しいものなのだと、初めて知りました。
唯一の救いは、 もう一つの、65歳以上の女性だけの教室は何とか続けられそうなことです。 そこでは、皆さんと顔なじみで、 とてもあたたかい時間を過ごしています。
2回続けて休んだときも、 皆さんが心配してくださって、本当に嬉しかった。 次の回には、なんとしても参加したい。 そう思っています。 もしそれも叶わなければ、 今年の夏山は、ゼロになってしまうから・・・。
もちろん、足が治れば、 単発ツアーに一人で参加することもできます。 それでもやっぱり、今の仲間たちと、また一緒に登りたい。 そんな気持ちがあります。
どうして肉離れなんて起こしてしまったのだろう。 もっと気をつけていれば、違ったのではないか。 そんなふうに、自分を責めてしまうこともあります。
でも同時に、 今まで大きな怪我もなく山に登れていたことが、 どれほどありがたいことだったのか、 あらためて気づかされました。
山が好きな気持ちは、変わりません。 これからも、きっと登り続けていくと思います。
だからこそ、また山に戻れたときには、 その一歩一歩を、 その景色を、 その時間を、 今まで以上に大切にしたい。 そんなふうに思っています。
いまはまだ、 寂しさも、悔しさも、悲しさも、 心の中にそのままあります。 行けなくなった山のこと、会えなくなった仲間のことを考えるだけで、涙が滲んできます。
でもそれもきっと、 山へ向かっていた時間の一部なのだと思いたいです。
来年の今頃、「あの時は大変だったな」と、苦い思い出として振り返ることができるでしょうか。新しい山の仲間にも出会えているでしょうか。そうだといいなと思います。

この仲間たちと一緒に山に登ることは、もうできません。でも、いつかどこかの山で出会うことができるでしょうか・・・。そうだといいな。
今回のシリーズで登った山を、思い出として記録しておきます。
第1回三頭山、第2回茅ヶ岳、第3回明神ヶ岳〜明星ヶ岳、第4回大小山〜大坊山、第5回三浦アルプス、第6回ツツジ山〜丸山〜日向山
第7回の扇山を休んでも、雲取山へ行く資格は得られますが、無理だと判断しました。残念です。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。皆さまも、どうぞ良い1日を。
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